田舎での婚活は難しい？田舎で婚活を成功させる方法教えます

近年、自給自足のライフスタイルや自然に囲まれた生活などに魅力を感じ、移住先で家庭を築くことを目指す人が増えてきます。しかし、田舎での婚活事情が分からず、婚活を始められない方もいるでしょう。

本記事では、田舎の婚活の実情から婚活の手段までご紹介します。参考までに、ご自身に合う方法で婚活を始めましょう。

田舎の婚活実情

国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、東京都の未婚率は、1920年は3.78％、1980年は4.78％と低かったのが、1990年になると未婚率は10.49％になり、特に東京や大阪など大都市における未婚率が上昇しました。以降も未婚率は上昇し続けて2015年には26.6％になり、未婚率の上昇は大都市だけでなく地方にも広がっています。

例えば、秋田県の未婚率は1920年には1.30％、1930年から1980年までの未婚率は1.0％～1.67％と、安定した推移を保っていました。しかし、1990年に未婚率が4.07％に上昇し、以降2015年の未婚率は25.1％まで右肩上がりになっています。この傾向は秋田県に限らず佐賀や鳥取などでも、同様の現象が起きています。

未婚率の上昇の背景には、都市の規模に関わらず「そもそも結婚しなくても良い」と考える人が急増していることが大きく影響しているようです。

田舎での婚活は難しい

田舎には、未婚で結婚適齢期の若者は多くいません。その理由として、就職を機に都会へ出ていく、都会の人に比べて結婚を急ぐ意識が高い、という点が挙げられます。地方においても未婚率は上昇しているものの、田舎は都会に比べて初婚年齢が低く、若者は早期に結婚してしまいます。

また、これまでは出会い系やマッチングアプリの利用は「顔バレが怖い・友達にバレたら恥ずかしい」という理由で敬遠されがちでした。しかし、最近は若者の中でマッチングアプリなどが身近な存在になり、地方でも当たり前のように利用されています。

初婚年齢が低く、マッチングアプリなどで早期に結婚相手を探せることから、都会の人が移住して地方の人との結婚を考える頃には、対象となる相手の数が少ない状態になっているのです。

田舎での婚活手段

都会の人が地方で婚活をすることは、なかなかハードルが高いことが分かりました。しかし、田舎での婚活が不可能というわけではありません。最適な婚活手段を活用すれば、田舎での婚活は可能です。田舎で婚活する手段は、婚活パーティーや街コンへの参加などが挙げられます。メリットやデメリットをおさえて、自分に合う婚活手段を見つけましょう。

婚活パーティー

都会だけでなく、田舎でも婚活パーティーが行われています。中には、県が婚活に力を入れて、低価格の婚活パーティーを開催している地域もあるようです。ただし、田舎の婚活パーティーは、田舎特有のデメリットがあります。

デメリット①パーティーの開催回数や種類が少ない

都会は毎日どこかで婚活パーティーが開催されており、パーティーのジャンルも「公務員限定婚活」「スポーツ好き婚活」「趣味婚活」など豊富な種類があります。しかし、地方は婚活者の絶対数が少ないため土曜日・日曜日の開催が一般的であり、パーティーの種類も限られます。

デメリット②異なる婚活に参加しても同じ人に会う可能性が高い

都会の婚活パーティーは、開催される回数や種類が豊富なうえに参加者もたくさんいるため、前回の婚活パーティーで会った人と再会する確率はかなり低いです。しかし、開催回数や種類が少なく、人口も少ない地方では、異なる婚活パーティーに同じ人が参加するケースが見られるだけでなく、メンツがほとんど変わらないというケースもあります。

田舎の婚活パーティーはデメリットもありますが、同じ人に何度もアタックしたいという場合は適しているかもしれません。

街コン

田舎の中でも、比較的大きな都市では街コンが開催されています。街コンは婚活パーティーよりも参加へのハードルが低いことが魅力ですが、街コンにもデメリットがあります。

おさえておきたいポイントとして、街コンに参加する人は、婚活を目的とする人だけではないということです。街コンに参加する人の中には、友達作りや結婚を前提としないお付き合いを目的とする人もいます。デメリットを理解したうえで、フランクに婚活をしたい人は参加してみても良いでしょう。

マッチングアプリ

マッチングアプリは、1番手軽にできる婚活の手段です。マッチングアプリは、婚活パーティーや街コンとは異なり、場所や時間を縛られることなく隙間時間で婚活ができます。

婚活パーティーや街コンでは、初対面の人とコミュニケーションを取って自分をアピールしなければなりません。一方、マッチングアプリはメッセージのやり取りから初めて、気が合えばデートをするという段階を踏めるので、初対面の人とコミュニケーションを取るのが苦手という人には、マッチングアプリが適しています。

ただし、マッチングアプリの適正年齢は、20代～30代前半です。30代後半からはマッチングする機会は減少し、結婚相手に出会うのは難しくなります。

結婚相談所

結婚できる確率を上げるためには、結婚相談所を利用するという手段もあります。

結婚相談所を利用するメリットは、近距離から遠距離まで幅広いエリアで婚活ができるという点です。例えば、今は東京に住んでいるが将来は長野に移住したいというような場合に、東京にいながらも長野に住む人を紹介してもらえます。また、婚活パーティーのように同じ人を紹介されることはなく、街コンのような友達作りや結婚を前提としない相手を紹介されることもありません。

また、結婚相談所はサポート体制が充実しているため、婚活における計画を一緒に考えてくれたり、本人が気づいてない自身の魅力を引き出してくれたりします。サポートを受けながら効率良く着実に田舎での婚活を成功させたいという人は、結婚相談所を利用することをおすすめします。

結婚相談所を利用して田舎での婚活を成功させよう

田舎での婚活は、結婚相手となる対象の数が少なく、ハードルが高いという現実があります。しかし、最適な婚活手段を活用することで、田舎で婚活して出会える可能性が高まるでしょう。

結婚パーティーや街コンなどは、色んな出会いを経験したいという人には向いているかもしれませんが、なるべく失敗を重ねたくないという人は、結婚相談所を利用することをおすすめします。